JBL 4311A スピーカー

JBL-4311A コントロール・モニタについて

このスピーカーは1978年に購入した初めてのJBLスピーカーです、永らくメインスピーカーとして活躍していましたが他 のスピーカー登場後は今まで引退しておりました。

久しぶりに聴くJBLは音のエッジが立って楽器の分離が良く、バスドラはドスン!と特にジャズは快適で楽しく、ずっと聴いていたい気分でした。 反面、弦は粗いこともありますが、モニタとして録音の善し悪しをあらわにする使命があるので致し方ありません。 しかし良い条件が揃うと、小さいスピーカとは思えない音になります。

このスピーカー、写真ではきれいに見えますが36年という年月には勝てず、かなり汚れています。 そこでユニットを外してクリーニングすることにしました。

箱のグレー塗装が黄ばんでいるので洗剤を含ませた布でこすりましたがあまり効果はありません、本格的には塗装表面をサンダーで削って再塗装するのでしょう。  また吸音材が軟化?した部分があったので取り除きました。

アッテネータのガリが多少ありますが、ネットワークを外すにはアルミ製の化粧板を傷つけないように剥がさなければならないので、パスしました。

 

ウーハーは2213 : 40-3kHz, 89dB, f0 25Hz アルニコ

スコーカーはLE5-2 : 150-15kHz, 96dB アルニコ

ツイーターはLE25 : フェライト

コーンが少し変色していますが、カビもなく思ったよりきれいです。 LE25はモルトプレンがボロボロとなり代わりにフエルトをつけています。

ちなみに、購入当初はこのような状態でした。

 

これは4311Bの結線図ですが、ユニットがフェライトになっただけで内容は4311Aと同一と思います。

NWは何とスコーカー、ツイータともにCが1個です、つまり6dBクロスで、ウーハーを含め高域はカットしていません。

4311Aのシステム仕様です。

使いこなしとして、低域が出過ぎるきらいがあるのでバスレフダクトにタオルを詰めてダンプすると良いです。

このシリーズの最新版は4312Eですが、「中域の張りや圧迫感は影を潜め、現代風なフラットレスポンスに生まれ変わった」という評価を見ました。

  

ツイーター交換と周波数レスポンス測定(旧居にて)

実は前項でユニットを外した際、ユニットの抵抗値を測定しようとテスターを当てたのですが、LE-25のボイスコイルを飛ばしてしまったようです。

仕方がないので代替え品を探したところ、ヤフオクにLE20-1が出品されていたのでGETすることにしました。

それがこれです、奇しくもオールアルニコとなりました。

フロントのマウント面は丸形ですので、エンクロージャのザグリが塞げないため粘土でシールしました。

測定は「MySpeaker」を使います。

下はR側0.5m、サイン波による周波数レスポンスです。 スコーカーとツイーターのレベルは聴感上のベストポイント目盛りである3と2にしています。

130Hzあたりで落ち込んでいるのは部屋の定在波の影響と思われます。

L側です。

スコーカーとツイーターのレベルの調整範囲を測定しました。

赤が最大で、スコーカー、ツイータ共に目盛り10、黒は3と2、青は共に0です。

リスニングポイントでの特性です。

測定後じっくりと4311Aを聴きましたが、聴感上のダイナミックレンジが広い、ホーンスピーカのように聞こえる、オーケストラはコンサートホールの席よりも 前(指揮者の近く)に行った感じ、人の声が細身、そして何よりも音楽が楽しく聴けるように感じました。