ATT導入とRCAケーブル、SPケーブル交換

MJ誌や管球王国を読んだり、Webサイトの閲覧を楽しみながらオーディオの情報を得ています。 それらの情報の中で関心を持 ったものを自分のシステムに適用し、明らかに音質が向上したと思う項目をまとめました。

1.Marantz model7SE のoutput levels ボリューム位置の変更

Marantz model7にはバックに出力レベルを調節する半固定ボリュームがついています、これは回路図を見ると分かるように 最終段(カソードフォロア)のグリッドにあり、絞りきってもレベルがゼロとならないよう下側に固定抵抗が入っています。 今までフロントのボリューム位置が8時程度で常用として最大音量となるため、バックの出力レベルボリュームを絞りきって いました。 しかし最近あるサイトを見たら、このボリューム位置で音が変わると書いてあったので試してみることにしました。

念のために取説を見たら、「このボリュームは絞らないで使うことを推奨します」とあります(当初は気付かなかった)

model 7se back

model 7se cct

その結果ですが全く絞らない位置にすると、写真に例えるならAdobe photoshopでレベル補正をかけたような、今まで眠かった写真が くっきりしたような音になりました。 今までの絞りきった位置でも、以前のアンプから変えた当初は今まで聞こえなかった 音が聞こえると感激していたのですが、驚きです。

ボリュームが音質に与える影響は大きいですね、部品としてオリジナルのMarantz model7はクラロスタット製ですが、 新しいシリアルになるとCosmos製、model 7kの時はAlps製に変えてmodel7の音ではないと言われ、Marantz model7SEではクラロスタット製に戻しています。 また、ボリュームの位置については、中央の位置で使うのが良いと言われています。

ところで、ボリューム位置で音が変わるのは何故でしょうか。 あるサイトではボリューム位置毎の周波数レスポンスを測定していましたが、 20Hz~48KHz間の周波数レスポンスに変化は見られませんでした。 信号路にシリースに入るボリュームの抵抗素子の質の影響と思われますがどうなんでしょうか。

また、ボリュームがプリアンプとメインアンプそれぞれにある場合、各ボリュームをどう使えばよいのかいろいろと言われています。一般的 にはメインアンプのボリュームを最大にしておいて、プリアンプのボリュームで音量調節するのが良いとされています、プロオーディオの場合の音量調節は メインアンプ側で行うようですが、これはラインレベルを+4dBに揃えているからメインアンプ側で音量を調節せざるを得ないというだけの話のようです。

2.アッテネーター&切り替えボックスの導入

output levels ボリュームを絞らないと音が良いことは確認できたのですが、フロントのボリューム位置が8時位置で実用音量が最大と いうのは使い勝手が悪いし、ボリュームの端は音質的に良くないということですから、ボリュームの12時位置(完成後試聴した結果では10時半の方が しっくり来ました)で使えるようにプリアンプとメインアンプの間にアッテネータを入れる事にしました。

TU-8200アンプは入力ボリュームを持っていますが、MAX位置が一番音が良いと感じていましたのでアッテネータがあると都合が良いのです。

事のついでに入力切り替えSWを入れたアッテネーター&切り替えボックスを作る事にしました。

att sw cct

    - 使用部品 -

ATT: セイデン P型アッテネータ APAT32100M(100KΩ)22接点 AMRSカーボン抵抗使用

これはL-Pad型アッテネータで、どの位置でも2本の抵抗しか使わないため音の鮮度が保てる構成です。

ROT SW: アルプス SRRM 6回路2接点ショーティングタイプ(2回路のみ使用)

アルミケース: リード P-102

att sw front

att sw back

att sw inside front

att sw inside back


3.RCAケーブルの交換

アッテネーター&切り替えボックスを使用するため、新たにRCAケーブルが必要になります。 1本何万円もするケーブルには疑問を感じていましたので、 常識的な価格で評判の良い物をと物色した結果、プロオーディオ御用達のBELDEN 8412を使うことにしました。

更にコストを押さえるため、切り売りのケーブルとRCAピンを購入して1mのケーブルを5ペア、今まで使っていたケーブルの交換分を含めて製作しました。 RCAピンはノイトリック(REAN)のNY5373-2(赤)とNY5373-9(白)です。

att sw inside back

製作に当たって難儀したのはRCAピンにケーブルが入らないことです、仕様を確認して大丈夫と思ったのですが。 そこで、ピン内 部のプラ製スリーブを外し、ハウジング後部の穴をリーマで広げることにしました。 組み立てはwww.rean-connectors.comのHPからダウンロードしたASSEMBLY INSTRUCTIONに従いました。

ケーブルとピンプラグの接続は何種類か方法があります、私の場合は白の心線をピンプラグのホットに、黒の心線とシールドを両端ともコールドに半田付けしました。


4.SPケーブルの交換

SPケーブルをBELDEN 8471に取り替えました。

sp cable

5.試聴・音の変化

アッテネーター&切り替えボックスをアンプ台に乗せ、新規製作したRCAケーブルを接続して試聴しました。 ケーブルの方向はBELDENのBが信号源にということなので、 そのように接続しています。

音の印象ですが、先ずダイナミックレンジの拡がりを感じました。 低域の厚みが増し楽器の分離が良くなり躍動感が出て、昔生録会で聴 いたライン取りの音を思い出しました。 従来歪みっぽいと感じていたCDがそうでもなく、手持ちのCDを全部聞き直すと評価が変わってくるのではないかと思います。